vSphere 5.5u2e から 5.5u3a へのバージョンアップ

2015年11月4日水曜日

VMware

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vSphere 5.5u2e から 5.5u3a へバージョンアップしたので手順メモ。特にはまるところは無かったです。

順番は、vCenter Server ⇒ ESXi ⇒ VMware Tools です。vCenter ServerはWindows版を使っています。

まず vCenter Server。注意点としては、途中で何回かサービスの再起動があるので、vCenter Server経由のコンソール画面でバージョンアップ操作をすると途中で接続が切れてしまいます。繋ぎなおせばOKなのですが、vSphere Clientの機能でISOを読み込ませていた場合は繋ぎなおすたびにISOも読み込ませなおさないといけないので、RDPで繋ぐか、コンソールを使用する場合はvCenter ServerではなくESXiに繋いだほうがいいです。
全部入りのISOを落としてきて、vCenterサーバでインストーラを起動します。バージョンアップではシンプルインストールは使えません。カスタムインストールに表示されている4つのモジュールを、上から順番にインストールしていけばいいだけです。入力はEULAに同意するところぐらいで、キーボードを使って何かを入力するような項目はありません。次へ次へで終わっちゃいます。サーバの再起動はありませんが、前述したとおりサービスの再起動は何度か行われますのでサービス監視等行っている場合は気をつけてください。

次にESXi。基本はサーバメーカーが出しているカスタムイメージを使用します。ISOではなくオフラインバンドルと書かれているzipパッケージのほうをダウンロードしてください。zipは解凍せずそのままローカルデータストアの中に置きます。
全ての仮想マシンをシャットダウンし、ESXiをメンテナンスモードにします。
ESXiにsshでログインします。
以下のコマンドでプロファイル名を確認します。出力の中のNameというカラムがプロファイル名です。

# esxcli software sources profile list -d /vmfs/volumes/データストア名/zipファイル名
プロファイル名を指定してアップデートします。
# esxcli software profile update -d /vmfs/volumes/データストア名/zipファイル名 -p プロファイル名
再起動します。
# esxcli system shutdown reboot -r
起動してきたらメンテナンスモードを解除して完了です。

最後にVMware ToolsはvSphere Clientから仮想マシンを右クリックしてVMware Toolsのアップグレードを実行すれば良いです。自動アップグレードでOSの再起動なしでいけました。

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